「勉強しない中学生の子どもがいるけど、もうどうにもできない…ほっといてもいいかな…」
「何を言っても勉強しないし、ほっとくしかない気がする。でも、このままで本当に大丈夫なの?」
中学生のお子さまを持つ親御さまのなかには、このように勉強しないことからほっとくべきか否か、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
実際のところ、勉強しないからといって中学生をほっとくのはおすすめできません。
ほっといたところで自分から勉強することは、ほとんどのケースで期待できないからです。
それだけでなく、いざ勉強の大切さに息づけたときには学び直さなければならない内容が増え、取り戻すためにより多くの時間と努力が必要になってしまいます。
だからこそ、勉強しない中学生をほっておくのではなく、親が取り組めるようアプローチしてあげることが非常に重要なのです。
とはいえ、思春期を迎えた中学生の子どもとの信頼関係を構築することや学習環境を整えるのは、親御さまだけではなかなか容易ではありません。
なんとか勉強に取り組むようになったとしてもやり方次第ではやる気が続かず、飽きてしまうことも少なくないでしょう。
そこで本記事では、中学生が継続して勉強に取り組めるサポート方法についても解説します。
本記事を読んでわかること
- 勉強しない中学生をほっとくリスクがわかる
- なぜ中学生が勉強しないのかわかる
- 勉強しない中学生へのアプローチ方法がわかる
- 中学生が継続して勉強に取り組むための方法がわかる
本記事を読めば、勉強しない中学生をほっとくことがよくないことだと納得できるだけでなく、お子さまが勉強を始めるための一歩がわかりますので、ぜひご覧ください。
1.勉強しない中学生をほっとくのは避けよう

冒頭でもお伝えしましたが、勉強しない中学生のお子さまを、ただほっとくのは避けましょう。
ほっといたとしても、多くのケースで根本的な解決につながりません。
「何度言っても勉強しない」「声をかけるたびに反発される」といった状況が続くと、「もうほっとくしかないか」と思い始めるのは当然のことです。
とはいえ、ほっとくことで子どもが自然に勉強し始めるかというと、現実はそう単純ではないのです。
たとえば勉強がわからないことが原因で取り組めなくなっている場合、そのまま手助けのない状態でも授業がどんどん進んでいきます。
結果として、わからない部分がさらに増え、勉強への苦手意識が強まってしまうことも少なくありません。
一方で、どこにつまずいているのかを一緒に確認したり、取り組みやすい方法を考えたりすることで、勉強を始めるきっかけになることがあります。
ベネッセの調査によると、学年が上がるにつれて学習意欲が下がる傾向があるなかで、意欲が向上した「意欲向上群」は調査対象全体のわずか11.2%でした。
(※調査対象:2019年:11,611名、2020年11,890名、2021年11,870名)
そしてその子どもたちのうち、意欲向上のきっかけとしてもっとも多かったのが以下3つの要因です。

- 勉強の仕方を教えてもらう
- 保護者の関わり方が変わる
- 進路の話をする機会や自分の未来をイメージできる体験があった
など、意欲が上がった子どもの背景には、必ず何らかの外からの働きかけがあったことがわかります。
つまり、ほっとくだけでは意欲が上がる可能性は低いのです。
もちろん、なかには親が何もしなくても自ら勉強に向き合うようになる子どももいます。
志望校が決まった、部活を引退して勉強時間を確保できるようになったなど、子ども自身に勉強する理由が生まれた場合です。
とはいえ勉強を始めるきっかけができるまでの間も、学習内容は先へ進み続けます。
基礎学力につまずいたまま時間が経つと、学び直さなければならない内容が増え、後から取り戻すためにより多くの時間と努力が必要になることもあります。
よって、自然にやる気になったとしても、早い段階でつまずきを解消していた場合と比べると、負担が大きくなってしまうのです。
そのため、「そのうち勉強するようになるだろう」と期待して完全にほっとくのではなく、子どもが勉強しない理由を理解し、適切なサポートにつなげることが大切です。
2.勉強しない中学生をほっとくと起こるリスク

では、勉強しない中学生をほっとくのはだめだとしても、実際にほっとくことでどうなってしまうのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
ここからは実際に勉強しない中学生をほっとくと起こるリスクについて、解説していきます。
- 基礎学力の穴が広がり、取り戻すのに時間がかかる
- 「どうせ自分にはムリ」という意識が定着する
- 中学卒業後の選択肢が狭まる
順番に見ていきましょう。
2-1.基礎学力の穴が広がり、取り戻すのに時間がかかる
まず、勉強しない中学生をほっとくと、基礎学力の穴が徐々に広がり、取り戻すのに時間がかかってしまいます。
中学の学習内容は積み上げ式といわれ、前に学んだ内容を理解していないと次に進めない構造になっています。
数学でいえば、正負の数がわからない場合、一次方程式は解けなくなってしまいます。
正負の数:0より大きい数字(+プラス)と小さい数字(-マイナス)を扱う内容
一次方程式:正負の数の計算を組み合わせて「x+3=7」のような式を解く単元
国語なら漢字を覚えていなければ、そもそも文章問題を読むことや解くことができません。
英語も同様に中1の基本単語・文法が土台になっているため、抜けたまま中2・中3の内容に進んでも積み上げられないのです。
積み上げである以上、わからなければ穴が開いた時点に戻って学び直す必要があります。
中3になって「基礎が抜けている」と気づいた場合、中1・中2の内容まで遡らなければならず、受験勉強と並行して取り組む時間的な余裕はほとんどありません。
早い段階で穴を塞いでおくことが、後の負担を大きく左右します。
2-2.「どうせ自分にはムリ」という意識が定着する
次に考えられるリスクとして、勉強しない状態をほっとくと「どうせ自分にはムリ」という意識が定着し、学力が下がるだけでなく、子ども自身の自己評価にも悪影響を及ぼします。
勉強しない状態が続き、授業内容が理解できないまま進級したり、テストで思うような結果が出なかったりする経験が重なったとしましょう。
子どもは「頑張ってもできない」「自分は勉強が苦手だ」という意識を持ちやすくなります。
わからない問題に挑戦する前から諦めてしまい、勉強への意欲がさらに低下する悪循環に陥りかねません。
実際にベネッセ教育総合研究所の調査では、学習への自信や自己肯定感は学習意欲と関連があることが指摘されています。
(出典:ベネッセ教育総合研究所「自己効力感が高い小・中学生はどのような子どもか」)
すなわち、成功体験を積み重ねながら「できた」という感覚を得ることが大切です。
勉強しないままほっとくのではなく、子どもが達成しやすい目標を設定し、小さな成功体験を積み重ねられる環境を整えることが重要です。
2-3.中学卒業後の選択肢が狭まる
勉強しない状態が続くと、将来の進路選択にも影響を及ぼします。
現在は中学校卒業後にほとんどの生徒が高校へ進学しており、高等学校等進学率は98.8%を超えています。(出典:文部科学省「高等学校等への進学率[推移]」)
しかし、学力が不足した状態では志望する高校を選びにくく、進学できても授業についていけなくなる可能性が高まります。
また、高校卒業後の進学や就職の選択肢は、高校生活での学習状況や進路選択とも深く関わっています。
希望する進路を実現するためにも、中学生のうちから基礎学力を身につけておくことが大切です。
そのため、「まだ中学生だから大丈夫」と考えて放置するのではなく、早い段階で学習習慣や基礎学力の定着をサポートすることが重要です。
3.勉強しない中学生の子どもには自分なりの理由がある

ここまでで勉強しない中学生をほっておくとどうなるのか、リスクについてお伝えしました。
勉強しない中学生をほっとくだけでは何も解決につながらないことをおわかりいただけたかと思います。
とはいえ、「では、どうすればいいのか」と悩んでしまいますよね。
実は、勉強しない中学生の子どもには、自分なりの理由があり、まずはその点を理解する必要があります。
中学生が勉強しない理由
- 反抗期や人間関係など心理的な要因がある
- 部活や趣味など勉強以外を優先している
- 基礎学力のつまずきで勉強が苦痛になっている
- 勉強する明確な理由がなく意義を感じられていない
ここからは詳細を見ていきましょう。
3-1.反抗期や人間関係など心理的な要因がある
勉強しない理由として、はじめに考えられるのが反抗期や人間関係といった心理的な要因です。
中学生は心身ともに大きく変化する時期であり、親の言葉に反発しやすくなります。
「勉強しなさい」と声をかけるほど「言われたくない」という気持ちが強まり、勉強そのものへの抵抗感につながることがあります。
また、友人や家族関係などでトラブルやストレスを抱えている場合、勉強どころではない状態になっていることも少なくありません。
- 上手くいってない友だちがいて、思い出すともやもやする…
- 友だちにどう思われているだろう
- 今日は〇〇にこんなことを言われた…
事実、中学生が抱える問題の多くは、人間関係に関するものです。

参考:学研教育総合研究所「中学生の日常生活・学習に関する調査」
※中学1年生~3年生まで600人に対する調査(男子300人、女子300人)、複数回答可
中学生が学校生活で抱える悩みには、友人関係や進路、人間関係に関する内容が含まれており、勉強に気持ちを向ける余裕がなくなり、学習意欲の低下につながるケースがあります。
3-2.部活や趣味など勉強以外を優先している
次の中学生が勉強しない理由として、部活動や趣味など勉強以外のことを優先しているケースもあります。
動画視聴やゲーム、SNSなどに興味が向きやすい時期でもあるため、「あと少しだけ」のつもりが勉強時間を確保できなくなってしまうこともあります。
また、部活動に力を入れている場合、平日は学校生活に加え練習や試合をすることもあり、自宅に帰ると勉強する気力が残っていないことも少なくありません。
実際に以下のグラフからも、勉強以外の時間の使い方に課題があるといえます。

参考:塾選ジャーナル「中学生の7割が”勉強やる気なし”!? 保護者100人に聞いた、効果があった工夫とは?」
部活動や趣味に打ち込むこと自体は悪いことではありません。
しかし、勉強時間をまったく確保できない状態が続くと、基礎学力の定着が難しくなることがあります。
3-3.基礎学力のつまずきで勉強が苦痛になっている
勉強しない3つ目の理由として見落とされがちなのが、基礎学力のつまずきです。
「やる気がない」「サボっている」と見えても、実際には「わからないから取り組めない」状態になっているケースが少なくありません。
東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所の共同調査では、勉強が「嫌い」な子どもの割合は小学6年生から中学2年生にかけて上昇し、とくに中学入学後に急激に増加することが明らかになっています。

参考:東京大学社会科学研究所 ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査2015-2016」
この背景として、中学の学習内容の難化が挙げられます。
「2-1.基礎学力の穴が広がり、取り戻すのに時間がかかる」で触れたように、中学の学習は積み上げ式のため、基礎に穴が開いたまま授業が進むと、どこからつまずいているのかも自分ではわからなくなります。
「難しい」「何を言っているのかわからない」といった状況が積み重なるほど、問題を開いても手が動かない状態に陥り、勉強すること自体が苦痛になってしまうのです。
3-4.勉強する明確な理由がなく意義を感じられていない
最後に、勉強しない中学生のなかには、そもそも勉強する理由や必要性を感じられていないケースもあります。
「なんで勉強しなきゃいけないの?」という気持ちのままでは、単語や公式を覚える意欲がわかず、結果的に目先の楽しいことへ意識が向いてしまいがちです。
中学生が勉強する理由はさまざまですが、ベネッセ教育総合研究所の調査では、以下のような学習動機が多いことがわかっています。
- 将来いい高校や大学に入りたいから
- 将来安定した仕事につきたいから
- 中学生のうちは勉強しないといけないと思うから
- 成績が悪いと恥ずかしいから
- 友だちに負けたくないから
参考:ベネッセ教育総合研究所の調査「小中学生の学びに関する実態調査」
中学生が勉強する理由は、当然ながら一人ひとり異なります。
しかし、自分なりの目的や目標を持てないままでは、勉強への意欲を維持することは簡単ではありません。
そのため、「なぜ勉強するのか」がわからないままでは、勉強に前向きに取り組むことは難しいでしょう。
4.勉強しない中学生をほっとくのではなく、アプローチを変えよう

ここまで、勉強しない中学生をほっとくことで生じるリスクや、勉強しない子どもなりの理由について解説してきました。
勉強しない背景には、人間関係の悩みや基礎学力のつまずきなど、さまざまな理由があります。
ほっとくことはもちろん、「勉強しなさい」と伝えるだけでは前に進まないため、子どもが勉強しない理由に応じて関わり方を変えることが重要になってきます。
そこでここからは、前章「3.勉強しない中学生の子どもには自分なりの理由がある」の理由と紐づけながら、親ができる具体的なアプローチを解説していきます。
- ポジティブな声かけで学習への意欲を引き出す
- 勉強以外の活動も認めて信頼関係や自己肯定感を育てる
- 子どもの学力に応じた学習ができる環境を用意する
- 将来を見据えて勉強が役立つものだという認識を与える
順番に見ていきましょう。
4-1.ポジティブな声かけで学習への意欲を引き出す
まず意識したいのは声かけの内容を変えることで、ポジティブな言葉で学習への意欲を引き出すことです。
声かけのポイント
- 命令しない
- 子ども自身に決めさせる
- 努力や過程を認める
「勉強しなさい」という言葉は、つい口から出てしまいがちですが、命令口調の声かけは子どもの反発を招きやすく、勉強へのネガティブなイメージをさらに強めてしまうことがあります。
たとえば以下のような子ども自身に開始時間や内容を決めさせる言葉をかけ、自分で判断できる余地を残すことで、「やらされている」という感覚が薄れ、取り組みやすくなります。
【声かけ一例】

頭ごなしに勉強を強制されると反発しやすい一方で、自分の気持ちを理解しようとしてもらえると安心感を抱きやすくなります。
結果的に勉強に対する抵抗感が和らぎ、自ら学習に向き合うきっかけを期待できるでしょう。
また人間関係の悩みや学校生活への不安など、心理的な要因が背景にある場合は、勉強に対する声かけよりも先に子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。
勉強しないことだけに注目してしまうと、「自分の気持ちをわかってもらえない」と感じ、さらに心を閉ざしてしまいかねません。
「最近何か困っていることはない?」「学校で気になることはある?」など、まずは子どもの状況を理解しようとする声かけを意識しましょう。
不安や悩みが軽くなることで気持ちに余裕が生まれ、勉強にも向き合いやすくなる場合があります。
さらに、取り組んだ結果だけでなく、努力や過程を認める言葉も大切です。
「前よりできるようになったね」「毎日続けていてすごいね」といった言葉は、「もう少し頑張ってみようかな」という前向きな気持ちにつながります。
4-2.勉強以外の活動も認めて信頼関係や自己肯定感を育てる
部活動や趣味などに忙しく時間のない中学生の場合は、勉強以外の活動も認めて信頼関係・自己肯定感を育てていくこともひとつのアプローチです。
「勉強しなさい」とばかり伝えてしまうと、子どもは「自分の頑張っていることを認めてもらえていない」「自分にとって大切なものを理解してもらえない」と感じてしまい、信頼関係や自己肯定感を築きにくくなります。
信頼関係が築けていなければ、子どもは親の言葉に耳を傾けにくくなり、勉強に関するアドバイスや声かけにも反発しやすくなるでしょう。
そのため、まずは部活動や趣味など、子どもが一生懸命取り組んでいることを認めることが大切です。
たとえば、
- 部活動を毎日頑張っている
- 好きなことを継続している
- 目標に向かって努力している
といった姿勢に目を向けて「今日はどうだった?」「どんなところが楽しいの?」などと質問してみましょう。
そしてその質問に対して、肯定的に受け止めたり、子どもの気持ちを言葉にして返したりしながら共感してみるのです。
【声かけ一例】

自分の気持ちを理解してもらえたと感じることで、子どもは親に安心感を抱きやすくなります。
その結果、親子の信頼関係が深まり自己肯定感を高められるようになるため、悩みや将来のことなど、自分の考えを話してくれるようになることもあります。
勉強についても前向きなコミュニケーションが取りやすくなり、学習への働きかけが伝わりやすくなるでしょう。
4-3.子どもの学力に応じた学習ができる環境を用意する
子どもが勉強するには、学力に応じた学習ができる環境を用意する必要もあります。
勉強しない中学生のなかには、やる気がないのではなく、現在の学力と学習内容が合っていないことで勉強に苦手意識を持っているケースもあります。
たとえば、基礎的な内容につまずいたまま授業が進んでしまった結果、「勉強してもわからない」「頑張ってもできない」と感じてしまうことも。
そのため、子どもの学力や理解度に合わせて学べる環境を用意することが大切です。
学習環境としては通信教材や個別指導塾、家庭教師などさまざまな選択肢があり、子どもの性格や学習状況に合わせて、無理なく続けられる方法を選びましょう。
| 学習方法 | 向いているケース |
|---|---|
| 通信教材 | 自分のペースで学習したい、保護者がある程度サポートできる |
| 個別指導塾、家庭教師 | わからないところを直接質問したい、学習管理も任せたい |
また、すでに勉強に対してネガティブな気持ちになっている場合は、小さな目標を積み重ねるスモールステップが有効です。
【声かけ一例】

一度に多くのことを学ばせようとするのではなく、小さな成功体験を積み重ねることで「できた」という実感を得やすくなり、勉強への抵抗感を減らすことにつながります。
大切なのは、サービスの種類ではなく、子どもの理解度に合わせて「わかる」「できる」を積み重ねられる環境を選ぶことです。
4-4.将来を見据えて勉強が役立つものだという認識を与える
将来を見据えて勉強が役立つものだという認識を与えることも、親のできる対処法です。
勉強しない中学生のなかには勉強する理由がわからず、学ぶ意義を感じられていない子どももいます。
そのような子どもへ「勉強しなさい」と伝えても、なぜ勉強する必要があるのかがわからず、学習への意欲につながりにくいでしょう。
そこで、
- 子どもが興味のある仕事について一緒に調べる
- 高校や大学の話をしてみる
- 職業体験やオープンキャンパスに参加する
- 親自身の仕事について話す
などを通して、勉強が将来どのように役立つのかを考える機会をつくることが大切です。
将来の目標や興味のある分野が見つかると、「そのために勉強が必要なんだ」と感じられるようになることもあります。
【声かけ一例】

反抗期や勉強への嫌悪感から、最初は話したがらないこともあるでしょう。
しかし、興味のあることから会話を広げることで、将来や進路について考えるきっかけになることがあります。
「勉強しなさい」と一方的に伝えるよりも、子ども自身が将来と勉強とのつながりに気づきやすくなるでしょう。
また、すぐに将来の夢が見つからなくても問題ありません。
大切なのは、勉強を「やらされるもの」ではなく、自分の将来につながるものとして考えられるようサポートすることです。
そのためにできることとして、声かけがあるのです。
勉強と将来とのつながりを実感できるようになると、学習へ向かう意欲も高まりやすくなるでしょう。
5.家庭だけのアプローチに限界を感じるときは外部サポートを積極的に活用しよう

ここまで、勉強しない中学生への声かけの工夫や学習環境の整え方について解説してきました。
紹介した方法を試しても、家庭だけで解決が難しいときは外部サポートを積極的に活用することも検討してみましょう。
ここまで紹介した方法で改善するケースもありますが、実際には保護者が関わろうとしても思うようにいかないことも少なくありません。
とくに次のような状況では、家庭だけでの対応に限界を感じることもあるでしょう。
- 子どもが勉強に強い苦手意識を持っている
- 基礎学力につまずいている
- 共働きなどで学習を見守る時間を確保しにくい
- 声をかけても親子げんかになってしまう
そもそも勉強が続かない大きな原因の一つは、学習内容が子どものレベルに合っていないことです。
難しすぎると「どうせやってもわからない」と諦めてしまう一方、簡単すぎても退屈してしまうため、どちらの場合も勉強から離れていく結果につながります。
子どものそのときのレベルに合わせた学習環境の用意が、勉強を続けるうえで欠かせませんが、保護者だけでは難しい場合も多いです。
そこで、講師のサポートを借りれば、子どもの理解度や性格に合わせた関わり方、学習方法を提案してもらうことができます。
外部サポートなら勉強しない中学生への対応を一貫して支えてくれる
- 前向きな声かけによるモチベーションづくり
- 子どもとの信頼関係の構築
- 理解度に合わせた学習環境の提供
- 学習意欲を高めるきっかけづくり
外部サポートを活用することで、基礎学力のつまずきを見つけながら学習を進められるため、「わかる」「できる」という成功体験を積み重ねやすくなります。
また、反抗期を迎えている中学生はつい親の言葉に反発しがちですが、家庭以外の大人からの声かけであれば前向きに受け止めてくれることもあります。
家庭だけで抱え込まず、子どもに合ったサポートを取り入れることも、勉強しない状態を変えるための有効な選択肢といえるでしょう。
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同じように頑張る仲間がいる環境は、学習習慣の定着につながるだけでなく「自分も頑張ろう」という前向きな気持ちを引き出してくれます。
教室では専任講師が学習の様子を見守りながら声をかけ、つまずいたポイントをフォローします。
家庭では反発してしまう子どもでも、第三者である講師からの声かけなら素直に受け入れられることも少なくありません。
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6.まとめ
勉強しない中学生をほっとくべきなのか、お悩みの解決はできましたでしょうか。
最後に本記事の要点をまとめていきます。
◎勉強しない中学生をほっとくのは避けましょう。
◎勉強しない中学生をほっとくと起こるリスクは、以下3つです。
- 基礎学力の穴が広がり、取り戻すのに時間がかかる
- 「どうせ自分にはムリ」という意識が定着する
- 中学卒業後の選択肢が狭まる
◎勉強しない中学生の子どもには、以下のような自分なりの理由があることも事実です。
- 反抗期や人間関係など心理的な要因がある
- 部活や趣味など勉強以外を優先している
- 基礎学力のつまずきで勉強が苦痛になっている
- 勉強する明確な理由がなく意義を感じられていない
◎勉強しない中学生をほっとくのではなく、アプローチを変えましょう。
- ポジティブな声かけで学習への意欲を引き出す
- 勉強以外の活動も認めて信頼関係や自己肯定感を育てる
- 子どもの学力に応じた学習ができる環境を用意する
- 将来を見据えて勉強が役立つものだという認識を与える
◎家庭だけで解決が難しいときは外部サポートを積極的に活用することもおすすめです。
本記事があなたのお子さまにとって、勉強を「やってみようかな」と思えるきっかけになれば幸いです。

