「小学生の子どもが国語が苦手で、授業についていけなくなっている…家庭で国語力を伸ばす方法ってないのかな?」
国語に苦手意識のあるお子さんの場合「作文が書けない」「文章を理解できていない」など、様々な課題を抱えやすいです。
お子さんのそのような一面を目の当たりにして「何とか国語力を伸ばしたい」と悩み、この記事にたどり着いたかと思います。
結論から言うと、お子さんの国語力は「文章を書く」「本を読む」などの特定の行動では、なかなか伸ばしにくいです。お子さんの苦手意識のある領域に応じて、下記のように伸ばすための工夫を取り入れていくことが欠かせません。
| 小学生の国語力 | 伸ばすための鍵 |
| 語彙力
頭の中にある単語や言葉を使い、適切に今の状況や感情を表現する力 |
・鍵1:家庭で具体的な質問をする
・鍵2:新しく知った言葉をつづる単語カードを作る |
| 読解力
文章をただ読むのではなく「何が書いてあるのか」「どのような意味なのか」正確に理解する力 |
・鍵3:声に出して本を読む
・鍵4:読んだ本のあらすじを聞く |
| 思考力
持っている知識や語彙を使って、自分なりの考えや思いを表現する力 |
・鍵5:「なぜ?」「どうして?」と質問して意見を述べる機会を増やす
・鍵6:一緒に問いを立てて問題を解決する |
| 表現力
目的や意図に応じて、自分の意見や思いを文章にして表現する力 |
・鍵7:正しい文章を真似して書く
・鍵8:目の前の出来事を言葉にする |
とくに、国語力は一朝一夕で身につくものではなく、毎日コツコツと積み重ねて土台を整えていくことが非常に重要です。
「テストまで取り組む」など短期的な考え方ではなく、中長期的に国語力を伸ばしていく環境、姿勢を整えることも意識しましょう。
そこで、本記事では、家庭で実践できる国語力を伸ばす8つの鍵と具体的な実践方法を詳しく解説します。最後まで読めば、お子さんの国語力を伸ばすには何をすればいいのか分かり、今から実践できます。
国語力は、他の教科でも必要になる思考力や読解力も含まれています。だからこそ、小学生の間に少しずつ伸ばして、大きくつまずかないように土台を整えておきましょう。
1.家庭で簡単に実践できる!小学生の国語力を伸ばす8つの鍵

小学生の国語力は「漢字を書ける」「本が読める」などの特定の行動ができるだけでは、なかなか伸びていきません。4つの力が関連し合い「読む・書く・話す・聞く」という基礎的な力を引き上げていくからです。
例えば、お子さんに本を読ませていれば国語力が伸びるわけではなく、下記の4つの力をしっかりと引き上げる改善策を取り入れていくことが大切です。今、お子さんが苦手だなと感じている部分から、家庭で少しずつ取り組んでみてください。
| 伸ばすべき国語力 | よくある課題/改善の鍵 |
| 語彙力を伸ばす | <よくある課題>
・知らない言葉が多くて会話に出てくる単語が偏っている ・「よかった」「わかった」などの単語で感情や状況を示すことが多い
<改善の鍵> ・鍵1:家庭で具体的な質問をする ・鍵2:新しく知った言葉をつづる単語カードを作る |
| 読解力を伸ばす | <よくある課題>
・本は読んでいるものの「どのような内容だったのか」を説明できない ・学校でもらうプリントや教科書の文章の意味を正しく理解できない
<改善の鍵> ・鍵3:声に出して本を読む ・鍵4:読んだ本のあらすじを聞く |
| 思考力を伸ばす | <よくある課題>
・自分の意見や考えをなかなか言えない ・読書感想文や作文が苦手なままになっている
<改善の鍵> ・鍵5:「なぜ?」「どうして?」と質問して意見を述べる機会を増やす ・鍵6:一緒に問いを立てて問題を解決する |
| 表現力を伸ばす | <よくある課題>
・読書感想文や作文での自己表現がワンパターンになっている ・正しい文章を書くことが苦手なままになっている
<改善の鍵> ・鍵7:正しい文章を真似して書く ・鍵8:目の前の出来事を言葉にする |
国語力は、算数や理科のように特別な教材がなくても、家庭でのちょっとした工夫を積み重ねることで少しずつ伸ばせます。
次の章から家庭で簡単に実践できる国語力を伸ばす鍵を解説していくので、ぜひ毎日のなかに取り入れてみてください。
2.小学生の国語力を伸ばす方法:語彙力

小学生の国語力を伸ばすには、語彙力を身につけることを意識しましょう。語彙力がないと自分の感情や伝えたいことを表現できず、作文や感想文などを楽しく書くことが難しいからです。
| 【語彙力とは】
頭の中にある単語や言葉を使い、適切に今の状況や感情を表現する力 |
例えば、英語などの外国語を習得するときのことを思い浮かべてみてください。知っている英単語が少ない段階では、自分の行動や感情をなかなか上手に表現できません。
「happy」と話してみても、どのように楽しいのか、何があったかなどは、知っている英単語を増やさないと伝えることが難しいです。
これと同じように、小学生の国語力もまずは語彙量を増やして、適切に伝えるようにしていくことが鍵になります。ここでは、家庭で簡単にできる語彙力を伸ばす方法をご紹介します。
| 家庭でできる小学生の語彙力を伸ばす方法 |
| ・家庭で具体的な質問をする
・新しく知った言葉をつづる単語カードを作る |
2-1.鍵1:家庭で具体的な質問をする
まずは、家庭でお子さんに具体的な質問をすることを心がけましょう。状況や感情を説明する機会を増やすことで、語彙力を鍛えられるからです。
下記のように、具体的なエピソードを話せるように深掘りをする質問をしましょう。
| 好ましくない質問 | 目指したい質問 |
| 親「今日学校どうだった?」
お子さん「楽しかった」 |
親「今日の体育では何をしたの?」
お子さん「サッカーをした」 親「勝った?負けた?」 お子さん「勝ったよ」 親「どうやって勝ったの?」 |
例えば「今日の学校はどうだった?」という質問は、話題を限定しないで相手が話したいことから話してほしいというニュアンスを含みます。
しかし、小学生の語彙力では自分の話したいことを取捨選択して言葉にすることが難しいので「楽しかった」「疲れた」など最小限の語彙で回答しがちです。
そこで、何を話せばいいのか分かりやすい具体的な質問をすることで、曖昧な回答を避けられるようになります。下記のように、状況や理由、気持ちを聞く質問を使って、具体的に話す機会を増やすことを意識します。
| 【具体的な質問例】
・今日一番嬉しかったことは?なんで嬉しかったの? ・休み時間は何をして過ごしたの?明日は何をしたい? ・今日新しく覚えたことは何だった?先生はどうやって説明をしていた? |
このときに、お子さんが状況や感情をうまく言葉にできない場合は、新しい語彙を習得するチャンスです。
下記のように、親が選択肢を出すことで「この気持ちはハラハラしたってことなんだな」と語彙と感情を紐づけられるようになります。

| 【語彙の選択肢を出す事例】
親「昨日の運動会は何が楽しかった?」 お子さん「リレー!」 親「みんなが速くて「迫力があった」のかな?それとも負けそうで「ハラハラした」のかな?」 お子さん「ハラハラした!」 |
語彙力は、短期間で伸ばせるものではありません。だからこそ日常生活のなかで、少しずつ自分の内側にある言葉を使う機会を増やしていきましょう。
2-2.鍵2:新しく知った言葉をつづる単語カードを作る
お子さんが新しく知った言葉は、単語カードを作って可視化していくといいでしょう。小学生は、今まで知らなかった言葉に出会う機会が多いです。
英単語を覚えるときのように、新しく知った言葉を単語カードにまとめていくことで、振り返りやすくなります。単語カードを作るときは、下記のように言葉と例文をセットにして記載しておくといいでしょう。

カードが増えていけば「こんなに新しい言葉を知ったんだな」と、言葉を知っていく楽しさを感じられるようになります。
家庭では単語カードを使って、練習問題を作ってみましょう。単語カードの例文からいくつか問題を出して、語彙を正しく使えるかどうかを確認します。
| 【単語カードを使った練習問題の例】
・花びんを落としそうになって( )した ・テストの結果をみるときに( )した ・明日、ゆうえんちに行くので( )している |
このように、増えた語彙を可視化していつでも振り返りができる状態にしたうえで、定期的に練習問題をすると語彙力の向上につながります。
「小学生は自然に語彙を覚えるから」とお子さん任せにするのではなく、少しでも語彙量を増やして適切に使っていく工夫をしてみましょう。
| 【語彙力を増やすときには漢字も意識する】
小学生の語彙力を伸ばすときには、小学生になって初めて触れる漢字を覚えることも意識しましょう。漢字が苦手なまま放置すると文章を飛ばし読みするようになり、正しく理解することができなくなります。 それだけでなく、知っている語彙量にも差が出てくるでしょう。新しい語彙を増やしていくのと同時に、漢字もしっかりと身につけていくことが大切です。漢字の勉強法は、下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。 |
3.小学生の国語力を伸ばす方法:読解力

小学生の国語力を伸ばすには、読解力も重要なポイントです。読解力がないと物語や説明文を正しく理解できず「何が書いてあったのか」「どこがよかったのか」など言語化することが難しいからです。
| 【読解力とは】
文章をただ読むのではなく「何が書いてあるのか」「どのような意味なのか」正確に理解する力 |
例えば、読書感想文を書くとしましょう。誰が出てきて、何をしたのか物語のあらすじを理解できていないと感想を書く前の段階でつまずいてしまいます。
同じように、説明文を読むときにも「何が書いてあったのか」を正確に読み取れないと、正確な回答ができません。このように、読解力は、小学生の国語力の基盤となる重要な要素なのです。
ここでは、家庭で簡単に実践できる読解力を伸ばす方法をご紹介します。ただ本を読むのではなく、ちょっとした工夫をすることで読解力が伸ばしやすくなるので、参考にしてみてください。
| 家庭でできる小学生の読解力を伸ばす方法 |
| ・声に出して本を読む
・読んだ本のあらすじを聞く |
3-1.鍵3:声に出して本を読む
読解力を伸ばすには、まず声に出して本を読むようにしましょう。声に出すことで、下記のように本の内容が理解しやすくなるからです。
| 【声に出して本を読むと起こること】
・飛ばし読みができなくなる ・分からない漢字、言葉を飛ばさず理解できるようになる ・物語の流れや全体像を把握しやすくなる ・脳の前頭前野が活性化すると言われており、本を読むときの集中力が高まる |
黙読(黙ったまま本を読む)をすると、知らない言葉や読めない言葉を無意識のうちに飛ばし読みしてしまう可能性があります。
本を読むことに慣れていない場合は区切り方を間違えて、本の内容を正しく理解できていないこともあるでしょう。
声に出して本を読めば飛ばし読みができず一文ずつ正しく読むようになり、本の内容を理解しやすくなるのです。家庭で実践する場合は「一緒に読もう」などと話して、お子さんが本を読むところを親がしっかりと聞くことが大切です。
読み方が分からない部分や区切り方を間違えている部分はその場で教えると、より本の内容を理解しやすくなるでしょう。

また、声に出して本を読むことを習慣化することもおすすめです。時々お子さんと本を読むなどでは、なかなか読解力が育たないので、短い文章でもいいので1週間に2~3回読むなど、本を読む習慣をつけていきましょう。
3-2.鍵4:読んだ本のあらすじを聞く
声に出して本を読んだ後は「おもしろかった」で終わらせず、本の内容を振り返りましょう。読解力を伸ばすには、本を読みその中に何が書いてあったのかを正しく理解することが大切だからです。
本を読み終えた後には、親子で下記のように「どのような内容だったのか」を話してみましょう。

| 【読んだ本のあらすじを聞く例】
親「どんな話だった?」 お子さん「〇〇が〇〇した話だった」 親「誰が登場した?」 お子さん「〇〇と〇〇」 親「最後はどうなった?」 お子さん「〇〇が〇〇した」 親「この本のおもしろかったところは?」 お子さん「〇〇が〇〇して力を合わせたところ」 |
このときも「2-1.鍵1:家庭で具体的な質問をする」で触れたように、できる限り具体的な内容を答えてもらうようにしましょう。
本の内容と異なる回答があった場合は、該当する部分をもう一度読んで、内容を正しく理解できるようにサポートすることも大切です。
「ここが違っていたのか」と分かることで、本を読むときのコツが掴めるようになっていきます。
また、高学年の場合は、あらすじを書くという応用に取り組んでみるのもおすすめです。読んだ本の内容を要約することで、正しく理解できているか確認できます。
一度読んだだけではあらすじを書けなかった場合は、繰り返し読んであらすじの完成を目指しましょう。
このように、読解力は本をただ読むだけでは、なかなか向上しません。本の内容を正しく理解できているのかを確認する作業までをセットで行いましょう。
4.小学生の国語力を伸ばす方法:思考力

小学生の国語力を伸ばすときは、思考力も意識しましょう。思考力がないと文章のあらすじや要点は掴めていても、自分の考えや思いを言葉にすることが難しくなるからです。
| 【思考力とは】
持っている知識や語彙を使って、自分なりの考えや思いを表現する力 |
例えば、作文を書くとしましょう。思考力が不足していても起こった出来事などをまとめることはできますが、経験から得た考えや自分の思いまでを書き切ることができません。
とくに、高学年になると、自分の思いや考えを記述する場面が増えていき、国語力に欠かせない要素になるので、少しずつ伸ばしていくことが大切です。
ここでは、家庭で簡単に実践できる思考力を伸ばす方法をご紹介します。教材も不要で日常生活のなかで実践できるので、チャレンジしてみてください。
| 家庭でできる小学生の思考力を伸ばす方法 |
| ・「なぜ?」「どうして?」と質問して意見を述べる機会を増やす
・一緒に問いを立てて問題を解決する |
4-1.鍵5:「なぜ?」「どうして?」と質問して意見を述べる機会を増やす
思考力を伸ばすには、まずお子さんが自分の意見を述べる機会を増やすことが大切です。
自分の意見を述べる機会が少ないと「自分だったらどうするだろう」「自分ならこうだと思う」など、意見を考える習慣をなかなか持てないからです。
家庭でお子さんが意見を述べる機会を増やすには「なぜ?」「どうして?」と、意見を求める質問を積極的にするといいでしょう。
例えば、テレビを見ているときに「なぜおもしろいのか」「どうしてこの番組が好きなのか」など、意見を求める質問をするだけでもお子さんに考える機会を与えることができます。

| 好ましくない質問 | 目指したい質問 |
| 親「このテレビおもしろい?」
お子さん「うん、おもしろい」 |
親「このテレビのどこがおもしろいの?」
お子さん「〇〇なところ」 親「どうしてそう思うの?」 お子さん「〇〇だから」 |
お子さんが意見を述べるときには、否定したり正解・不正解を判断したりするのではなく、最後まで話を聞くことを心がけましょう。
せっかく自分の考えを話しても「それは違うよ」「そうじゃなくて」とすぐに否定されると、お子さんは自分の意見を言うことに消極的になってしまいます。
大人から見ると少し的外れな意見だったとしても、まずは「そう思ったんだね」「どうしてそう考えたの?」と受け止めることが大切です。
また、高学年の場合は、意見を述べるから一歩進み、意見を言い合うことにチャレンジするのもいいでしょう。
お子さんが意見を言った後に「お母さんはこう思うけど、どうかな?」と意見を交換することで、様々な視点から自分の意見を模索できるようになります。
4-2.鍵6:一緒に問いを立てて問題を解決する
小学生の思考力を鍛えるときに意識したいのは、親子で問いを立てて問題解決をする機会を作ることです。
日頃から「自分はどう思うか」「自分ならどうするか」を考える習慣がないと、意見を聞かれたときに言葉にできないからです。
ただし、お子さんは急に「これはどう思う?」「自分の意見は?」と聞いてもなかなか答えにくいので、問題を一緒に見つけて、意見や考えを持てるようにするといいでしょう。
例えば、下記のように日常生活で改善したほうがいい問題に対して、一緒に改善策を見つけることで、意見を出す練習になります。

| 【一緒に問いを立てて問題を解決する例】
親「今日、朝バタバタしてしまって忘れ物しちゃったよね。もう忘れ物をしないためには、どうすればいいと思う?」 お子さん「前の日に準備をする」 親「何で前の日に準備をすると忘れ物がなくなるの?」 お子さん「時間に余裕を持って準備できるから、ちゃんと確認できる」 |
このときに重要なのは意見の正しさではなく、お子さんが自分で考えて言葉にできるかどうかです。
例えば、忘れ物をしない対策を考えるときに「朝準備をするときにちゃんと確認する」という意見が出たとしましょう。
この意見を否定するのではなく「なんでちゃんと確認したほうがいいの?」など、深掘りの質問をしていくことで、お子さんが自分の考えを深めて言葉にする機会を増やせます。
小学生の思考力は、自分で考える機会を増やさないとなかなか育ちません。家庭でも、問いを見つけて意見を出す機会を意図的に作るようにしましょう。
5.小学生の国語力を伸ばす方法:表現力

小学生の国語力を伸ばすには、自分の意見や思いを文章にして表現する力も意識しましょう。思考力を身につけて自分の意見、考えを持てるようになったら、それを言葉にしていくことが大切だからです。
| 【表現力とは】
目的や意図に応じて、自分の意見や思いを文章にして表現する力 |
例えば、日記や作文を書くときに「楽しかった」「よかった」など、自分の意見や感情を上手に表現できないケースがあります。
表現力を身につけることで「どのようによかったのか」「何がよかったのか」など、具体的な自分の意見や感情を文章で表すことができて、日記や作文の表現に奥行きが出せるようになります。
ここでは、家庭で簡単に実践できる表現力を伸ばす方法をご紹介します。作文や読書感想文などが苦手なお子さんでも取り組める方法なので、参考にしてみてください。
| 家庭でできる小学生の表現力を伸ばす方法 |
| ・正しい文章を真似して書く
・目の前の出来事を言葉にする |
5-1.鍵7:正しい文章を真似して書く
表現力を伸ばすためには、正しい文章を真似して書くところから始めましょう。日本語の文法や構成は、ある程度パターン化されています。そのパターンを定着させることで、文章を書きやすくなるからです。
とくに、文章を書くことに苦手意識のある場合は、正しい文法を使えない、何を書けばいいのか分からないなど、自分の気持ちを文章で表現する前の段階でつまずきやすいです。
また、自分の気持ちを文章で表現するには、様々な文章のパターンを知っておく必要があります。多くの文章に触れておくことで、自分の気持ちを表現するときに使えるようになるでしょう。
正しい文章を真似するときには、国語の教科書や課題図書など、身近な文章を真似るところから始めましょう。「今日は1章を書いてみる」など範囲を決めて、ノートに書き写していきます。
文章を書くことに苦手意識のある場合は、真似して書く範囲が広すぎると続かないので、まずは1ページだけなど狭い範囲から始めてみるといいでしょう。
また、取り組み始めたばかりのころは、物語や小説よりも説明文を真似ることがおすすめです。主語、述語の関係性、段階の作り方などが分かりやすく、自分で文章を書くときに真似しやすいからです。
物語や小説など自由度の高い書き方をしているものは表現の幅を広げるときに有効ですが、まずは正しい文章を理解しやすい説明文から真似して書いてみるといいでしょう。
| 【真似して書いた文章をもとにお子さんに質問をしてみるのもおすすめ】
文章を真似して書いて終わりにしないで「2-1.家庭で具体的な質問をする」や「3-2.読んだ本のあらすじを聞く」と組み合わせて、真似して書いた文章の理解を深めることもおすすめです。 例えば「誰が登場した?」などと質問をして、真似して書いた文章のどこにその情報があるのかを確認します。登場人物を書くときには、どのような書き方ができるのかを理解するきっかけにもなるでしょう。 |
5-2.鍵8:目の前の出来事を言葉にする
小学生の表現力を伸ばすときには、目の前で起きていることを言葉にしていく方法もおすすめです。日記や作文が難しいと感じるのは、言葉にできていない行動や思考があり「どうすれば書けるのか」分からなくなるからです。
普段から出来事や感情を言葉にする癖をつけておけば、行動や感情を表現できるようになっていきます。例えば、お子さんと散歩をするときに、目の前の情景をひたすら言葉にしていきます。

| 【目の前の出来事を言葉にする例】
1.道路の端に紫陽花が咲いています。紫色でとてもきれいです。 2.白い鳥が空を飛んでいます。 3.公園のベンチに座って、本を読んでいる人がいます。 |
このときのポイントは、できる限り具体的に言葉にしていくことです。
お子さんと散歩をしている場合は「今歩いています」で終わるのではなく、「今歩道のある道を弟とお母さんと歩いていて、目の前にはアジサイが咲いています」と目の前の出来事をできるだけ細かく言葉にしていきます。
お子さんが難しいと感じている場合は「右側に何がある?」「今何が見える?」などの質問をして、今目の前の出来事を少しでも言葉にできるようにサポートしましょう。
出来事や感情を言葉にするバリエーションが増えていくことで表現力が伸びていき、日記や作文にも奥行きが生まれるようになります。
6.国語力を伸ばす方法を家庭で実践する例

ここまで、国語力を伸ばす方法を解説してきました。国語力はすぐに身につくものではなく、日々の積み重ねにより少しずつ育っていくものです。
中長期的な視点を持ち、コツコツとお子さんと一緒にできることに挑戦していく姿勢を大切にしてみましょう。
とくに、今回ご紹介した8つの鍵は勉強というよりも、日常生活のなかで実践できることが中心です。下記のように毎月の目標を立てて、日常生活のなかで実践していくことがおすすめです。
| 国語力を伸ばすために必要な力 | 1ヶ月の目標 |
| 語彙力 | 【親】毎日お子さんと具体的な会話をする
【お子さん】新しい単語を10個増やす |
| 読解力 | 【お子さん】7冊本を読んであらすじを書く |
| 思考力 | 【親】なぜ?どうして?と1日1回質問する |
| 表現力 | 【お子さん】1週間に2回教科書の説明文を真似して書く |
とくに、家庭で国語力を伸ばすときには、親からの働きかけが重要になります。
お子さんが自主的に国語力を伸ばすのを待つのではなく「毎日なぜ?どうして?の質問をする」などを決めて、親が積極的に取り組むようにしましょう。
また「本を読む」「説明文を真似して書く」などお子さんが主導となる部分は、できたことを可視化するために達成シートなどを作成することも1つの方法です。
「今月5冊も本が読めた」など取り組んだ成果が目に見えることで、前向きに国語力を伸ばしていけます。
7.国語力を伸ばすには今の課題に応じた基礎力を身につけることが重要

繰り返しになりますが、国語力は一朝一夕で身につくものではなく、家庭での日々の積み重ねが重要です。お子さんの課題に応じて、必要な力を着実に伸ばしていけるようにしましょう。
また、ここまで触れてきたように、語彙力・読解力・思考力・表現力の土台を固めないと、応用的な問題や作文などに取り組みにくいです。日々の積み重ねで土台を固めていくことが、国語力を伸ばすことにつながります。
とは言え、毎日家庭でお子さんの苦手意識に応じてサポートをしていくのは意外と負担が大きいです。仕事や家事もあるなかで、下記のようにしっかりとサポートしきれないと感じている方は多いのではないでしょうか。

そのようなときは家庭だけで国語力を伸ばそうとすると負担が大きく継続できないので、お子さんが楽しく国語力を伸ばせるサービスを活用してみるのも1つの方法です。
国語力は継続して身につけていくものだからこそ、親もお子さんも負担が少ないかどうかも大切なポイントです。家庭だけでは継続しにくいと感じる場合は、家庭と学習サービスの双方で国語力を伸ばしていくといいでしょう。
8.小学生が楽しみながら国語力を伸ばせる「DOJO」を活用してみよう

外部の学習サービスを活用しながらお子様の苦手を克服して国語力を伸ばしたい場合は、タブレット学習サービス「DOJO」がおすすめです。
最初にお子様が「どこでつまずいているのか」を把握してから学習を始めるので、無理なく進められます。漢字や語彙などの国語力を伸ばす基礎的な部分に重きを置き、お子様のペースで進めていくことが可能です。
また、ただ問題を解くだけでなく丁寧にサポートをする専任講師と一緒に、モチベーションを維持しながら学習ができる環境が整っています。

| タブレット学習サービス「DOJO」の特徴 |
| ・AIがお子様の得意・不得意を自動的に判定して最適な問題を出題する
・専任講師が褒めて伸ばすことを大切にしている学習環境がある ・基礎力や自習力など国語力を伸ばすために必要な力を育てる |
実際に「DOJO」を活用して「親の負担が減った」「やる気アップにつながった」などの声をいただいています。
| 「DOJO」の体験談 |
| ・国語が苦手で、国語に特化した塾を探していました。DOJOに通ってから、毎日20枚、1週間で100枚進める学習の習慣ができています。毎日の学習ペースが作れたことは、大きな変化だと思っています。
・何ページか進めるとポイントがもらえる仕組みも、本人のやる気アップにつながっています。親としてはメールでお知らせがきて、何ページ進んだかわかるのでありがたいですね。 ▼他の体験談は下記よりご覧ください
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「DOJO」が「うちの子にも合う学習方法なのかな?」と気になった親御様は、まずは無料体験をご利用ください。
全国に1,300以上の教室がありますので、お近くの教室でぜひどのように学習を進めているのか、体感してみてください。
9.まとめ
本記事では、小学生の国語力を伸ばす8つの鍵を分かりやすく解説しました。最後に、この記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
〇小学生の国語力を伸ばす鍵は下記のとおり
| 小学生の国語力 | 伸ばすための鍵 |
| 語彙力 | ・鍵1:家庭で具体的な質問をする
・鍵2:新しく知った言葉をつづる単語カードを作る |
| 読解力 | ・鍵3:声に出して本を読む
・鍵4:読んだ本のあらすじを聞く |
| 思考力 | ・鍵5:「なぜ?」「どうして?」と質問して意見を述べる機会を増やす
・鍵6:一緒に問いを立てて問題を解決する |
| 表現力 | ・鍵7:正しい文章を真似して書く
・鍵8:目の前の出来事を言葉にする |
〇国語力を伸ばす方法を家庭で実践するときは、お子さんと親とそれぞれ取り組むべきことを決めて実践してみる
〇国語力を伸ばすには今の課題に応じた基礎力を身につけることが重要
国語力を伸ばすには、お子さんの苦手なところを把握して、少しずつできること、分かることを増やしていくことが大切です。この記事を参考に、ぜひ国語力の向上に取り組んでみてください。

